不妊と精管通過障害
男性の方の中には、「もしかしたら、自分が原因で妊娠に結びつかないのでは?」と不安に思っている方もいると思います。
不妊治療は、あくまでも夫婦で協力して行っていく必要がありますので、男性も検査などを行う必要があります。
では、男性不妊の原因のひとつ、精管通過障害について、ご紹介しましょう。
精管通過障害とは、どういったものかというと、精管通過障害の方の場合には正常な精子が作り出すことは可能となっています。
しかし、射精の際、何らかの障害により精液を射精することが出来なくなってしまいます。
どういったことが原因となっているかというと、先天性生まれつき、精子の通り道に何らかの異常がある場合もありますし、後天的に疾患などにより、精子の通り道に障害が起きてしまった場合もあります。
通常、精子は卵巣で作られた精子を精管を通り尿道に流れ、尿道口から射精されることになります。
しかし、途中で何らかの障害があった場合には、途中で精子が止まってしまい、精液内に精子がない状態となってしまいます。
先天性の場合には、子供の頃に手術などを行うことで、正常な状態に戻すことが出来ますが、自覚症状がないと手術などを行うことが出来ないため、なかなか手術まで行える方は少なくなります。
後天的な場合には、精子を通さない様にするため、一度パイプカットを行い、再度手術でつなぐ方法などもあります。
このように、男性不妊の原因としては、精管通過障害なども考えられますので、一度検査などを行っていきましょう。