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体外受精 – 不妊症の治療法

体質改善、排卵誘発剤など様々な治療法を試してみても子を授かれなかった人が最終的に選ぶ治療手段のひとつが人工授精である。

人工授精には女性の子宮内の卵子の傍に男性の精子を注入する手法で体内で受精させるものと、卵と精子を両性の体内から取り出して活度が高く健康な細胞同士を受精させる体外受精がある。

人工授精は男性側の射精不全や性交困難等の問題を解決するために行われる。

精子の質などにも問題がある場合は本来のパートナー以外の人の精子を利用する非配偶者間人工授精を行うこともあるが、この手法については賛否両論があり、治療を受けるには厳しい条件が付けられる。

体外受精の場合は受精卵を母親となる女性の胎内に入れ着床を促すことで作業が終了するが、通常は受精したばかりのものではなく或る程度分裂が進んだ胚を戻すことが多いとされている。

人工授精、体外受精双方とも人工的な手段を用いて妊娠状態を作り出すと言うことに違いがなく、時に混同されることもある。

しかし、人工授精と体外受精は費用面でもそして倫理面でも治療のハードルの高さが異なる。

配偶者間の人工授精は性倫理に厳しい宗教界(特にカソリック)からも半ば黙認されている部分があるが、体外受精ともなると生命の選別だとして批判されることがある。

しかし、子がないことの苦しみは当事者にしか分からない。

むやみやたらな批判は不妊に実際に悩む人の感情を傷つけるとともに、体外受精によって生まれた子供の命や存在を否定することになり、逆に差別にもつながりかねない。

理論は行き過ぎると本来人を生かしむる愛から外れ、ただの刃となってしまうこともある。

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