最近の人は性に無関心? – 不妊症エトセトラ
近年では性風俗や各メディア等で過剰な表現がされているためか「性」もしくは「性行為」はいやらしく不謹慎なことととらえられがちである。
どうしても生殖機能の話などが伴いがちな不妊症の話も周囲にはし辛いのが我が国の現状である。
しかし、性、及び性行為は私達が他者を欲し理解し、両親の性質を引き継いだ次の世代を生み出し、また新たな関係性を築いていくために必要不可欠な要素である。
実のところ子供にも性欲(リビドーと言うのが適切)があると言われており、口唇愛、肛門愛、性器愛など各成長段階にあわせて発達していく。
この欲求は自分の必要と満たすことを快とし、そこから他人の快を推察する力でもある。
精神と体が十分に発達するころになると関心は自分の身体から離れてリビドーは異性への親和欲求の原動力になる。
しかし、現代の若者は2極化して性に非常に無関心であるか、過剰に反応する上に間違った知識の蓄積や行動をしている人が多いと言われている。
性行為以外の快楽が手に入りやすくなったことと、漫画やアニメ、ゲームなどの代替物で関心を或る程度満足させられるようになったこと等が要因だと言われている。
また、男性では失敗してパートナーに嫌われないかと思いつめて性行為に安心感や充足感を持てない為に忌避してしまうことが少なくない。
不妊症の人の中にはセックスレスに悩んでいる人も相当数いるようだ。
現実の異性からの評価に怯える人は、なにか、そう例えば今回取り上げた不妊症等の問題が起きた時にも言い出せず、事態が深刻化してしまうこともある。
パートナーとは本当の意味で安心感や暖かさを分け合い共に問題を解決していける関係を築くことが大切である。
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