無排卵症 – 不妊症の原因は
健康な女性の身体は月にひとつずつ卵子を子宮に送り出す排卵を起こす。
基礎体温を測っている人は勿論、そうでない人もこの前後には体調や精神状態が切り替わることが多く、何となく「タマゴの日だな」とわかる人が多いのではないか。
排卵前後は卵を守るため、免疫機能が活発になるので人によっては些細な刺激で頭痛、下腹部痛、吐き気などを起こすこともあるそうだ。
しかし、何らかの原因で排卵が起きないことがある。これを排卵障害と呼ぶ。
排卵障害と言うと月経が来ないと思われがちだが、時期が早まる、逆に遅くなるなどの兆候と共に起る無排卵月経と言うものがある。
妊娠可能な人の月経周期には体温が高く保たれる時期と低く保たれる時期があり、起伏に富むが、排卵がない人の体温は病気でもない限りあまり変化せず、グラフを見ると平たい印象になると言う。
無排卵に陥る理由は、卵巣に炎症などが起きたり、卵巣自体が育たなかったりして卵子が十分に成熟しない、卵巣から子宮への卵管が詰まって卵子が通れない卵管閉塞等の理由が考えられる。
卵管閉塞の原因はクラミジア症(STDのひとつ)や子宮内膜症による炎症などがよく知られている。
子宮内膜症は激しい月経痛を伴い、月経の度に寝付いてしまう器質性月経困難症に結び付きやすいと言われている。
器質性月経困難症の原因として有名なものは他に子宮筋腫があるが、この疾患もまた妊娠を困難にすると言われている。
少しでも自分の体がおかしいなと感じた人は今からでも遅くないので専門家の助言を頼ってほしい。
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