*

妊娠とは

妊娠は「はらむ」という読みの言葉をふたつ重ねて書く言葉である。

このふたつの文字は両方とも女性がその胎に子を宿すことを意味する文字である。

同じ「はらむ」と言う読みをする文字はもうひとつ孕と言うものがあるが、妊と娠が母の様子を示す文字であるのに対し、この文字は子、すなわち胎児の様子から生まれた文字である。

はらむという言葉の他に身籠る、受胎する、懐胎する、懐妊する、(子を)授かる、おめでたと言った様々な言い方で妊娠を表現する。

妊娠はつわりや体重増加、肌の質感の変化、月経の停止などがその兆候となり、本人や周囲の人々が気が付くものであるが、正式な定義をもう1度おさらいすると、妊娠とは受精した卵子が子宮の壁に着床し、細胞分裂を始めた時点以降のことを示す言葉だと言える。

受精しても着床しなければ妊娠とは呼ばない。着床した卵子は分裂を繰り返し胎児の身体の組織を作っていくが、この分裂は卵割と呼ばれ、卵割した細胞は胚と呼ばれるようになる。

私たちは一体いつから胚と言う単純な存在から「ヒト」になるのか。これには諸説ある。

体の1部分が露出した時点で刑法の保護のもとに入り、全身が体の外に出た瞬間に民法に定められた財産権を得るのが我が国の現行の制度である。

古くは子が確実に育つか分からなかったために、人として認められるまでの期間が長く、洗礼を受けた時点や誰かが生まれた子を抱き上げてその母の乳を吸わせた時点(ギリシア神話のヘラクレスの逸話などにその習慣の影響が濃くみられる。

母乳でなくとも何かを口に含んだことのある乳児を殺せば殺人罪となった)で出生とみなす習慣があった。

関連記事

月経周期と妊娠 – 妊娠のメカニズムと不妊症

子を授かることを望むカップルの多くがまず試すのがタイミング法と呼ばれる月経周期を利用した妊娠確率の上

記事を読む

精子とは – 妊娠のメカニズムと不妊症

精子とは男性の染色体情報を搭載した生殖細胞である。 精子自体は大変小さいが長い尾によって卵子ま

記事を読む

卵子とは – 妊娠のメカニズムと不妊症

人間が保有するすべての細胞のうち、性染色体Xの遺伝子情報を持ち、精子と結び合わされることで細胞分裂を

記事を読む

涼しいのが好きな精子 – 妊娠のメカニズムと不妊症

パートナーを妊娠させられるかは男性の精液に含まれる精子の数の多寡と、その精子がいかに元気に活動できる

記事を読む

生物と妊娠 – 妊娠のメカニズムと不妊症

双生児等の例外を除けば私達ヒトは通常、1回の分娩で1人の子を産む。 他に馬や牛、イルカ、象など

記事を読む

卵子は暖かいのが好き? – 妊娠のメカニズムと不妊症

私達の体表面は普段35度台から37度台にその温度を保たれている。 外気にさらされない口の中や直

記事を読む

不妊症について、はじめに

私達ヒトは女性の胎内でその子を或る程度の大きさにまで育て、出生してから

不妊症 カテゴリー コンテンツ一覧

不妊症TOP 不妊症について、はじめに 不妊症 カテゴ

不妊症とは?

不妊症とは単一且つ特定の要因による疾患を指す言葉ではない。 卵巣

不妊症の患者数

その原因を問わなければ不妊に悩む人達の数は相当数に上る。総人口のうち約

女性の不妊

女性は卵巣、そこから卵を運ぶ卵管、受精をした卵を受け止め栄養を与えて守

→もっと見る

PAGE TOP ↑