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生物と妊娠 – 妊娠のメカニズムと不妊症

双生児等の例外を除けば私達ヒトは通常、1回の分娩で1人の子を産む。

他に馬や牛、イルカ、象なども1回の分娩で生まれる子供の数は通常1匹ないし1頭である。

ひとつの受精卵を体の中で大事に大きく育て、体外に生み出した後も充分な栄養と世話の手を与えることで種の保存を計る進化を遂げたのが我々だと言える。

子が死んで生まれてくる確率は他の生き物よりも低くなるが、身重の状態で敵に襲われると逃げられない。

そのため、同じ種類(シマウマとヌーはライオンなどの肉食獣から身を守るため混成の群れをつくることがある)の仲間と群れを作って生活をする。

私たちの場合群れは家族や社会と呼ばれるものだ。

対してネズミの仲間や猫、犬などは1回に複数の子を産む。

ただし、彼らは生んだ子の中から確実に育つ子だけに乳を与え、弱った子を育てるのは諦める。

何も事情を知らない人は情が薄いとののしることもあるが、弱い子を連れて歩いて母親が餌を取れずに死んでしまうより、また妊娠の機会を得ることの方が彼らにとっては重要だと言うだけの話である。

実際には犬も猫も多少過保護なのではないかと言うぐらいに子の面倒を見る生きもので先述の批判には抗弁せざるを得ない。

大量の卵を産む魚類などはもっと淡白で、水槽などで魚を飼っている時は早めに卵を保護しないと親が食べてしまうことがある。

ただし、タツノオトシゴ、グラミーなどはオスが主体となって子育てをする。

卵を口の中や腹にかくして守るのである。

やはり熱帯魚のソードテールは群れの中のオスがいなくなると体の大きなメスが性転換をして生殖し個体数の減少を防ぐ。

これはちょっと人間にはまねできない芸当である。

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