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卵子とは – 妊娠のメカニズムと不妊症

人間が保有するすべての細胞のうち、性染色体Xの遺伝子情報を持ち、精子と結び合わされることで細胞分裂を起こし、体の各部を作っていく細胞の事を卵細胞と呼ぶ。

精子と対になるように卵子と呼ばれることもある。

「卵」と言う文字を見ると私たちはどうしても鶏やニシンの数の子、鮭のイクラ(イクラは元はロシア語。魚の卵全体を示す。実はタラコもキャビアも「イクラ」)等を思い出すが、これらは子が育つための栄養分をも蓄えられているため、必ずしも卵子単体と同義ではない。

ただし、医学もしくは科学的に卵子の事を「卵」と表記することもある。

男性の精子が比較的短いスパン(2,3日とも言われている)で出来上がるのに対し、
女性の生殖細胞である卵子は胎児の段階で卵巣ovarium(羅)卵子のもとである卵祖細胞が作られ、
その中のある程度の数のものが分裂して成熟し、
やがて来る排卵の時を待つことになる。ある程度成長すると臍帯を通して母親の栄養を分けてもらうようになるが、
受精後最初の分裂は卵に蓄えられたエネルギーによって行われる。

そのため、未成熟な卵しか排卵できない状態にあると不妊につながることがあると考えられている。

精子に比べて卵子の寿命は長いが、排卵後ある期間が過ぎると受精をする能力が落ちてしまうのでそのゆりかごである子宮内膜に蓄えられた栄養と共に捨てられてしまう。

これが月経、私たちが通常生理だとかメンスと呼んでいる現象である。メンスはmenstruationの略でドイツ語から派生している。

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